- お客様インタビュー
- 2024年11月26日
豊富な乾燥ノウハウで、アパレルから食品業界への転身をサポート!「倉敷おからクッキー」のもとや様にインタビュー!
こんにちは!
岡山県で食品乾燥機の製造と販売を行っている、大紀産業 株式会社の広報です!
今回は、大紀産業の食品乾燥機をご購入いただき、大紀産業の食品乾燥機と食品乾燥のメソッドをフルにご活用いただいて他業種から食品事業へ進出をされ、健康的でおいしいおからクッキーの製造販売を行っている企業様に、インタビューのご協力をいただきました。
今回、ご協力いただいたのは、岡山県倉敷市児島にある「有限会社 もとや」様!
未経験業種への挑戦から安定した製品化によって実現した豊富な味の展開や多くのOEMの受注、今後の展望まで、詳しくお話しを聞かせていただきました!
栄養や風味を残して食材を乾燥させたいとお考えの方や、
食品乾燥のノウハウがなくて困っている方、
食品乾燥についてプロに相談をしながら商品開発をしたいとお考えの方は、
ぜひともご参考にしていただければ幸いです!
それでは、インタビュー内容をご覧ください!
目次
・アパレルからクッキー事業へ――店舗集約から見出した新たな活路
・食品乾燥機と乾燥のノウハウが実現した、健康、栄養、味の追求
・新製品開発の試行錯誤と、尽きない研究意欲でめざすビジョン
・大紀産業の食品乾燥機を購入してみて……
・インタビューにご協力いただいた企業様!
アパレルからクッキー事業へ――店舗集約から見出した新たな活路
大紀産業(以下、大):まずは、「倉敷おからクッキー」の誕生からお話をお伺いしたいのですが、元々スイーツの製造販売をされていたのでしょうか?
福本 眞一郎 代表(以下、福):いえ、元々はブティックで、創業から60年以上になりますね。岡山県内に4店舗を展開していたのですが、バブルが弾けたデフレの影響を受けて、この児島の1店舗に集約したんです。 でも、当然借り入れなども残っているわけですから、もうひとつ何か仕事をしないといけないとなり、コンピューター事業を始めました。
大:コンピューター事業ですか! ブティックとも食品とも異なる業種ですが、どうしてコンピューターだったのでしょうか?
福:店舗を集約した際に、ブティックに来てくださっていた400名くらいの顧客名簿が手元に残りました。当時はWindows95が発売された頃だったので、コンピューターを組み立ててお客様のお家まで持って行き、インターネットを繋いで、ブティックのECサイトにアクセスして服を買ってもらう、そんな流れを思いつきました。
それと同時期に、楽天の通販サイトが「ダイエットクッキー」というジャンルを設けたことで、第一次おからブームが来たんです。
そこで、「うちの服をきれいに着てもらえるように、何か食品からアプローチできないか」と思い立ちました。 作ったおからクッキーをお客様に試していただいて、3食のうちの1食を置き換えてもらい、無理せず健康的に体型維持していただくという発想です。
大:その楽天の通販サイトの「ダイエットクッキー」ジャンルに並ぶ商品が、おからのクッキーだったと。
福:おからを固めて味を付けて、販売をするという方式のものでしたね。
それが今から15、6年ほど前のことです。おからでクッキーを作るなら僕らでもできそうだよねっていうところから、おからクッキーの事業はスタートしました。
今は、国産大豆で豆腐を作られている豆腐屋さん3社から生のおからをいただいて、クッキーにしています。
豆腐が原料なのでおからも賞味期限が早いんです。だからすぐに処理しないとカビたり腐ったりしてしまうんです。お金を出して廃棄しているところもあるようなので、せっかくならおいしく活用したいという思いがありました。
大:おからを選ばれたのは、SDGs的な観点でもあったのですね。
おからは乾燥したものではなく、生のおからを使われているのはなぜなのでしょうか?
福:おからって乾燥させると、ちょっと嫌なにおいが残ってしまうんです。なので、生のおからを使ってオーブンで焼き上げる際に、しっかり火を通してサクサクに仕上がるように焼いています。食品乾燥機は、クッキーに練り込む食材を乾燥させる際に使わせてもらっていますよ。
食品乾燥機と乾燥のノウハウが実現した、健康、栄養、味の追求
大:たくさん味の種類があると思うのですが、最初はどのような味から始められたのでしょうか?
福:最初は、プレーンとチョコチップとココアの3種類でした。それらは全部既製品を使用して、クッキー粉もチョコチップもあるものを練って切って焼いていました。
すると、楽天の通販サイトで1位を取れるようになったんです。そうなると、だんだんといろんな味を出していかないとね、となりまして。
健康的にダイエットをしていただくという切り口でスタートしているので、野菜を粉末にして練りこんでいくなどのアイデアが浮かびました。そこで、糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇を緩やかにしてくれるキクイモを最初の食材に選んだんです。農家さんに依頼して作っていただいたキクイモを乾燥させて粉末にしてクッキーにしていくことになったのですが、そこで食品乾燥機とそれを粉末にする食品粉砕機が必要になったんです。
大:なるほど。どうして数ある乾燥方法の中から、食品乾燥機を選ばれたのでしょうか?
福:そうですね、キクイモの粉末を買ってクッキーを作ることもできました。しかし、他の食材の味を試してみようと思っても、そのたびに販売されている粉末を探すのも手間ですし、食材によっては粉末がないかもしれない……。
だから、今後の汎用性も考えて独自に乾燥させる必要があると思いました。しかし、自分たちで乾燥させるにしてもノウハウがなかった。そこで、せっかく食品を乾燥させる機械があるのなら、使わせてもらおうと導入を決めました。
これから、ベジタブルシリーズといったジャンルも作っていきたかったこともあり、製品開発時の自由が利くように自社で乾燥と粉末ができるようにしたかったんです。
大:大紀産業の食品乾燥機は、どこでお知りになって決めていただいたのでしょうか?
福:「食品乾燥機」という言葉があること自体知らない状態で探していたのですが、確かインターネットで「乾燥機」という単語で調べていたと思います。
何社か候補はあったのですが、取引のあった食品メーカーさんが大紀産業さんを紹介してくれました。
そこから、他の取引先の方やメーカーさんに「大紀産業さんってどうなん?」って聞いてみたりして(笑)すると「あそこは安心ですよ」と言ってもらえたので、お電話差し上げました。
何かあったときにすぐに駆け付けてくれるように、岡山の会社さんが良かったんです。うちの場合は「岡山県」というのを前面に出していますしね。
何よりも、食品乾燥のノウハウや経験を豊富にお持ちだったので、大紀産業さんに決めました。
アパレルから食品事業という他業種へと進出していこうとする僕たちにとって、食品の乾燥について相談に乗ってくれる手厚いサポートがうれしかったですね。
大:ありがとうございます。新たな事業への進出で、当社のサポートがお役に立てたようでうれしいです。
実際のサポート面で印象に残っていることはありますか?
福:最初の頃は初めて使う機械ですし、組み合わせのパターンが無数にあるので、温度設定と時間設定が難しいんですよ。それに、風味や栄養が飛んでしまっては意味がない。「ただちょっと高いクッキー」になってしまいますから(笑)
だから、乾燥のメソッドについて、大紀産業さんに「これはどうすればいい?」って何度もお聞きしました。やっぱり経験をお持ちなので、乾燥方法を数パターン教えてくれるんです。それらを試していき、一番良い乾燥状態に近づけていって独自の乾燥レシピに仕上げていきました。
僕らは全く経験が無かったので、最初のキクイモの時は特に相談させてもらっていましたね。
そのおかげで、今では栄養もしっかりあって風味も楽しめるクッキーを安定して提供できるようになりました。新製品を開発する際にも、ある程度乾燥の具合なども自分たちでわかるようになって乾燥もできるようになってきました。今では全部ご相談というよりは、どうしても想定から外れる時に相談させていただいていますね。
あと、相談してから対応までが早かったのもありがたかったです。当時は、倉敷市の助成金をもらっていたので、報告書の提出などもあって余計に早く動く必要があったんです。だから、迅速なサポートは本当に助かりました。
大:ありがとうございます。御社のスピード感にお応えできたようで良かったです。
食品乾燥機の導入後は、ご満足いただけていますか?
福:粉末をメーカーから買うと、少量欲しかったり大量に欲しかったりするときに、どうしても単価が上がってしまうのがネックでした。
それが、食品乾燥機を導入したことで自分の求める量で乾燥ができて解消されましたし、一昼夜でできるというスピード感も良いですね。夕方にセットしたら朝には乾燥されているから、すぐに粉末にする工程に移れるんです。
キクイモのチップスを製造する際の仕上がりも良かったです。味が3種類あるんですが、それぞれ味を付けて乾燥させるんです。先に味を付けたまま乾燥させると、そのままの味で仕上がるので、非常に扱いやすかったですね。
大:一緒にお使いいただいている食品粉砕機の方はいかがでしょうか?
福:乾燥したものをすぐに粉末にできるので非常に便利ですね。それぞれの食材はもちろん収穫時期があります。しかし、製品としては通年で販売したい。そこで、収穫した食材を乾燥して粉末にしてから保管しておくと、生の状態よりは持つようになるんです。例えばキクイモだったら、冬に収穫して乾燥させて粉末状にしておくと、翌年のゴールデンウィークあたりまでは持ってくれます。
ただ、糖度が高いものを粉末にするのは難しいですね。
大:難しいというのは、どういったところがネックになっているのでしょうか?
福:糖度が高いと、粘度が高くて粉砕機の中で止まっちゃうんです。そうでなくても、最初の頃は粉砕していくメッシュの順番なんかの関係でうまくいかなくて。 これも大紀産業さんに相談したら、すぐにメッシュの順番などを教えてくれて解決できたのでありがたかったですね。
新製品開発の試行錯誤と、尽きない研究意欲でめざすビジョン
大:食品乾燥機も食品粉砕機もご活用いただけているようでうれしいです。
現在は、主にどのような食材を乾燥されているのでしょうか?
福:今は月に3~4回ほどの頻度で定期的に稼働させていて、新製品の開発時には随時使用して……という感じです。 味の種類が65種類以上あるんですけれども、その中で乾燥機を使用している味は、現在はキクイモと青バナナの2種類ですね。青バナナ味は、一昨年の「桃から」に続いて「おかやま果実」というブランドに認定いただきました。岡山県産の米粉と岡山県産の有機栽培の皮まで食べられる青バナナを使ってクッキーにしています。
大:65種類以上もあるんですね! 新しい味、新しい食材を試される時というのは、どのようなタイミングなのでしょうか?
福:春夏秋冬の1年に4回、味を考えています。使っている食品乾燥機は30トレイ入るのですが、1トレイの半分くらいの量を試しに乾燥してみて、新製品の研究をしています。
大:今まで、クッキーに練り込む食材で他社さんとのコラボなどはされたことはありますか?
福:コラボというよりは、今は岡山県内外問わずOEM(委託者のブランドで製品を製造する受託製造のこと)が多いですね。例えば現在は、お豆腐屋さんは6社でおからでOEMしていますね。全国のお豆腐屋さんが集まるサミットも開催されているので、そういうところへ出て行って、おいしいお豆腐屋さんのおからのOEMをしてみたいですね。
実は47都道府県おからクッキーみたいなのを狙ってるんです(笑) うちは小ロットですから、企業さんも作りやすいのではないかと思うんですけどね。
大:土地が違えば水も違いますから、クッキーの味わいも変わって食べ比べるのが面白そうですね!
他にOEMされるならどのような食材にご興味がありますか?
福:今後は、酒屋さんのOEMをしてみたいですね! 今は、自社ブランドの「倉敷おからクッキー」で「米粉バター大吟醸酒粕」というのを、同じ児島の酒屋さんの酒粕を使わせてもらって出しているんです。コクが出て本当においしいんですよ! 先ほどのおからのように、米が違えば味も全部違いますから興味がありますね。
それに、酒粕もおからと同じく活用方法がなかなかないという話を聞きますから、いろんな酒屋さんの酒粕を廃棄ではなく活用できればとも思っています。
大:我々も、酒粕は乾燥機で乾燥麹を作ってみるのですが、やはり特殊なので難しいですね。
他にも、今後の新しい味の展開などのアイデアなどはございますか?
福:自社で言うと、岡山県の特産品はもっとやってみたいですね。今年の「おかやま果実」にも1品選考会に出しているんですが、ピオーネやマスカットも試してみたいです。
ベジタブルシリーズはまだまだ確立できていないので、どんどんやってみたいですね。将来的には研究室を設けて、何が乾燥できるのかや、何がそのまま焼けるのかも研究していきたいと思っています。 風味と栄養を残して乾燥・粉末にしてしまえば、なんだってクッキーにできますから! どんどん試していきたいですね。
大紀産業の食品乾燥機を購入してみて……
大:最後に、大紀産業の食品乾燥機をご購入してみていかがだったか、ご感想をお聞かせください。
福:設定温度や乾燥時間の組み合わせが無数にあったので、全く経験も知識もない状態では難しかったのですが、大紀産業さんが何度も相談に乗ってくれたおかげで、今では自分たちで乾燥できるようにもなりました。
操作も難しくはなかったですし、困ればすぐに全部教えてくれたので、操作面などの心配は全くなかったですね。近場だから結構すぐに来てもらえたのも心強かったですし「何か壁にぶつかったら聞けばいいや」っていう安心感がありますから。
大:ありがとうございます! これからも、いつでもなんでもお聞きください!
今後の大紀産業に期待することなどはございますか?
福:岡山県ならではの素材を乾燥させてクッキーにしていきたいとも思っているので、今後もぜひ大紀産業さんの乾燥のノウハウでご助言いただければ!
あと、県産食材を扱われている企業さんや酒粕などの素材で困られている企業さんを紹介していただけるとうれしいです(笑)
大:果物やおから、酒粕といった食材の廃棄してしまう部分を活用できないかと悩まれている企業さんも多く、弊社もよくご相談いただきます。このご縁から新たな製品が誕生するかもしれませんから、こちらこそぜひよろしくお願いいたします! 本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!
以上、食品乾燥機をご購入いただき、大紀産業の食品乾燥機と食品乾燥のメソッドをフルにご活用いただいて他業種から食品事業へ進出をされ、健康的でおいしいおからクッキーの製造販売を行っている有限会社 もとや様のインタビューでした!
いかがだったでしょうか?
現在、栄養や風味を残して食材を乾燥させたいとお考えの方や、
食品乾燥のノウハウがなくて困っている方、
食品乾燥についてプロに相談をしながら商品開発をしたい方など、
お悩みの方は是非とも大紀産業の食品乾燥機をご検討ください!
もとや様がご使用くださっているのは、「電気乾燥機 E-30H」という製品ですが、現在はこちらの後継機「電気乾燥機 E-30HD」と「電気乾燥機 E-30HD プレミアム」をご用意しています!
熱効率を高めて乾燥時間の短縮と省電力化を実現しておりますので、ぜひご検討くださいませ!
電気乾燥機 E-30HD
従来の「電気乾燥機 E-30H」では片側のみの熱風吹出方式でしたが、両側吹出方式を自社開発し搭載したことで、エネルギー効率が約15%向上! そのことによって、乾燥時間を短縮することに成功いたしました。
電気乾燥機 E-30HD プレミアム
「電気乾燥機 E-30HD」の上位モデルで、底面に取り外しが可能なステンレストレイを標準装備でお手入れも簡単!本体材質には腐食に強い「ステンレスSUS304」を採用!耐久性と衛生面でより安心できる仕様です。
大紀産業の本格的な食品乾燥機は
121,000円(税込)〜
販売していますので下記の販売専用公式ショップから是非ご覧ください!↓↓↓
ご質問やご不安なことがございましたらお気軽に大紀産業までご相談ください。
経験豊富な乾燥のプロが、製品の使い方から乾燥方法までしっかりとサポートいたします!!!
↓インタビューにご協力いただいた企業様!↓
有限会社 もとや
住所:岡山県倉敷市児島駅前2-27パティオ1F
TEL:086-472-3762
HP:https://www.motoya.biz
↓↓↓乾燥機についてのお電話でのお問合せ(フリーダイヤル)↓↓↓
8:30〜17:30(土・日・祝を除く)
0120-30-5178
↓↓↓乾燥機についての担当エリア別営業所、またはメールでのお問合せ↓↓↓