- お客様インタビュー
- 2024年11月13日
カビや天候、風味…天日干しでの悩みを乾燥機で解消!ハーブティーが人気の夢百姓様にインタビュー!
こんにちは!
岡山県で食品乾燥機の製造と販売を行っている、大紀産業 株式会社の広報です!
今回は、大紀産業の食品乾燥機をご購入いただき、天日干しでは実現できなかった品質の安定化に成功され、加熱すると風味が損なわれやすいという「ハーブ」の弱点を克服して有名菓子メーカーやコスメメーカーへ販売を行っている企業様に、インタビューのご協力をいただきました。
今回、ご協力いただいたのは、岡山県岡山市東区矢津にある「株式会社 夢百姓」様!
ハーブ事業のスタートから製品の安定化、6次認定化から販路の拡大まで、詳しくお話しを聞かせていただきました!
現在素材を天日干ししているが天候やカビなどの問題で風味や品質に不安がある方や、加熱すると素材の良さが消えてしまうとお悩みの方は、ぜひともご参考にしていただければ幸いです!
それでは、インタビュー内容をご覧ください!
目次
人生の転機に始まった「ハーブ」との生活
大紀産業(以下、大):まずは、どうしてハーブ栽培やハーブティー・ハーブソルトの製造を行おうと思われたのかお伺いしたいのですが、元々農業をされていたのでしょうか?
「夢百姓」石村 卓美 社長(以下、夢):いえ、私はもともと岡山県の土木関係の部署で公務員をしていて、退職後にハーブづくりを始めました。農家ではなかったんですが、ブドウを育ててはいましたね。
妻が喫茶店をしていたんですが、畑の空いたところに植えたハーブでハーブティーを出し始めたんです。
妻の志津子さん(以下、志):私が体調を崩してしまったのがきっかけで、ハーブに興味を持って育て始めたんです。長年ハーブを摂り続けているおかげか、今では風邪も引かず元気に過ごしていますよ。
夢:それでそのうち、畑でハーブがくたびれているのを見つけてしまって……。そこからハーブの世話もし始めてしまいました。
ご近所が畑を辞めると言ったら、その耕作放棄地をもらってハーブ畑にもしていたので、一番広いときは、1.4ヘクタールもありましたかね。
志:畑だけじゃなくて、裏山も2年がかりで開墾したんですよ!
大:それはすごい! かなり広い敷地でハーブを育てていらっしゃったんですね。
夢:現在はかなり縮小しましたし、ハーブの種類も減らしましたがね。
それでもかなり広いもんですから、収穫の時期なんかにはパートさんに来ていただいて、みんなで収穫をしております。レモングラスもこの前収穫しましたよ。
志:おおかたの種類のハーブは収穫が終わりましたので、今は畑を地元の方へ開放しています。
ハイビスカスやステビア、ハッカなど、製品に使わない残った分を好きに取って行ってもらっているんですよ。
大:えっ、無料でですか?
志:もちろん。毎年、製品に使う分の収穫が終わったら、残りは開放しているんです。新鮮なハーブを無料で分けてもらえるって、喜ばれているようです。
<ハーブの良さが生きる乾燥>を実現した食品乾燥機との出会い
大:本日は、実際に乾燥機を使ってくださっているところを見せてくださるとのことなのですが、何を乾燥されるのでしょうか?
夢:今日は「ハイビスカス」と「レモングラス」を乾燥していきます。
ひとつのトレイに並べる量も、本当は何グラムって量った方が良いんでしょうが、詰まりすぎず空きすぎずという感じで私の経験で並べていきます。
大:もうすでに、ハーブの爽やかな香りがしますね!
夢:そうでしょう。だいたい、収穫してから24時間以内には乾燥に掛けるようにしていますから、新鮮なんですよ。
収穫したら、乾燥機に入れる前に1本1本虫がいないか確認して、外の皮も剥がしたり水洗いをして不純物を取ったりして、きれいな状態で乾燥機に入れます。
うちは、化学農薬を使わずに栽培しているので虫が付いてしまうから、全部取り除くようにしているんです。
大:もう長くお使いいただいていると思うんですが、使用感はいかがですか?
夢:大紀産業さんの乾燥機を使い始めてからは10年くらいになりますが、操作も簡単で使いやすいですよ。
最初の頃に一度だけ、温度が上がりきらないことがあって大紀産業さんをお呼びしたんですけれども、すぐに駆け付けてくださって、ありがたかったです。それ以来、故障もないですしね。
大:ありがとうございます!
弊社の食品乾燥機はどこでお知りになったのでしょうか?
夢:販路を拡大しようと思って、企業が集まる商談会や展示会によく出ていたんです。そういった場所に大紀産業さんもよく出られていたので、そこで知りましたね。
大:食品乾燥機を使っていただくことになったきっかけは、なんだったのでしょうか?
夢:もう20年ほどハーブに携わってきていますが、最初の頃は天日で干していました。ハーブを並べて日に当てておく「もろぶた」を自分で30枚も50枚もこしらえてね。
始めたての、少量の時はそれで良かったんですけれども。乾燥する量を増やしたときに、雨が降ると濡れないように室内干しにしたんです。すると、カビが生えてしまいまして。天候が悪いときには腐ってしまう、カビが生えてしまう、それに場所の問題もありますから大量に干せない。
これが天日干しの最大の悩みでした。
そこで、大紀産業さんの食品乾燥機を購入しようと思ったんです。
トレイが5枚だったものがリニューアルしてトレイが7枚入るようになったと聞いて、すぐに購入しましたね。今うちには2台ありますけど、最初の1台は国の補助金で購入しました。
商談会で前から知っていた企業さんでしたし、岡山の地元の企業ということで困ったときにすぐに頼れる安心感がありましたから、どこかと比べることもなく、大紀産業さん1本で決めました。
大:お選びいただいてありがとうございます。
天日干しでは、天候に左右されてしまうところが大きく生産量も少ないことから乾燥機をご検討いただいたんですね。
食品乾燥機を導入してから、カビなどの問題は解決されましたか?
夢:もちろんです。十分、解決されました!
せっかく栽培できたハーブが、カビのせいで廃棄なるのはつらかったので。今は手が回らないので休止しているんですが、大紀産業さんの粉砕機で乾燥したハーブを砕いて、「ハーブソルト」にも使わせてもらっています。
ハーブは、加熱するとすぐに風味や香りが飛んでしまうことが弱点でした。
それでも研究をして、風味や香りも飛ばないような乾燥レシピも見つけられたので、今は安定した製作と販売ができています。ハーブの良さがきちんと伝わる乾燥ができているので、満足しています。
天日干しでは2日以上掛かっていたものが、12~48時間で乾燥できるようになって作業時間も削減できましたしね。
大:ありがとうございます。
ちなみに、購入の際に利用された国の補助金というのは、何の補助金だったのでしょうか?
夢:6次産業化の補助金です。2012年に「ステビア」と「セントジョーンズワート」が認定されまして。
認定を受けたときには、すでに食品乾燥機を使っていました。それでハーブティーやハーブの栽培の注文が増えてきまして、1台では賄いきれないということで、翌年に2台目を購入しました。
最初に購入したのが2012年で、2台目は2013年になりますね。
大:なるほど。6次産業化の認定を、取ってみようと思われたきっかけはなんだったんでしょうか?
夢:私らは、別に取る気はなかったんですよ。「そんな面倒くさいこと、どうでもいいや」という気でおったんですけどね。
でも、コンサルの方がやって来て「夢百姓さんなら取れるよ、取りましょう!」と言われまして。それで取りました。
栽培も製品化も全て自分で開拓した“茨の道”を経て「こだわり」が繋ぐ人との縁
大:先ほどお伺いした風味や香りも飛ばない乾燥レシピというのは、どのように見つけられたのでしょうか?
夢:当時は、岡山県内にハーブに関するノウハウが何もなかったんです。農協さんへ聞いても、どこへ聞いても「わからない」「前例がない」と。
お手本がないから、栽培から製品化までイチから全部自分で研究していきました。
最初は本当に、いろんなことをたくさん試しました。温度の調整も高すぎると味も香りも飛んでしまうし、低すぎると乾燥しきらない。ずっと乾燥機に付いて、乾燥しては確認して、確認しては乾燥しての繰り返しでした。
そこで、安定して味も香りも色もきれいに出る温度を見つけて。そこからは、その温度を原則に乾燥時間を調整していく方法にしたんです。低温でじっくりと乾燥させています。
大:温度を調節するのではなく、時間を調整されるのですね。 では、ハーブによって乾燥時間が大きく違うものもあるのでしょうか?
夢:だいぶ違いますね。例えば先ほどのレモングラスなどは12時間程度の乾燥で、朝に1回、晩に1回と2交代で1日2回乾燥ができます。
しかし、ベルガモットやオレンジ、イチゴなんかの水分量が多いものは、24時間~48時間ほど継続して乾燥させていくんです。なので、乾燥機1台の中には1種類のハーブしか入れないようにしています。
材料によって乾燥時間の判断をしているので、何を何度でやったらいいという指示なんかは、大紀さんでもなかなか難しいんじゃないんですか。
大:確かに難しいかもしれません。
オレンジなどは、房の中の1粒1粒まで乾燥しなければいけませんしね。
夢:そうなんです。乾燥具合が良いか悪いかで、次の作付けまで保管ができるかどうかが決まりますから。
乾燥させてビニール袋に入れたとしても湿度が戻ってしまうので、温度管理をして17度で保管しています。カモミールは保冷庫で12度に設定して保管するようにしています。
うちでは、自宅の屋根裏部屋が適しているので、そこで材料の保管をしています。屋根が瓦で日が出たらすぐに暑くなりますでしょう、ですから非常に乾燥するんですよ。
お客さまによっては生のハーブを納品することもありますが、その場合は収穫して冷凍したらその日のうちに出荷しています。
大:乾燥してから適切な湿度・温度管理をされた保管をしているから、通年の販売が可能になっているんですね。
夢百姓様で栽培されているハーブは全て無農薬で、ハーブティーなどの製造も全て手作業にこだわられているかと思います。これは、ハーブを栽培しようと思われた当初から考えられていたんですか?
夢:最初は、他の農園との差別化をしようと思って、有機無農薬栽培をしようと思っていたんです。
ただ、植物ですからどうしても肥料が欲しいときがあるわけですね。その時に栄養が与えられないのもつらいですし。
だから、有機を基本にして活性肥料も使いましょうという方針に変えたんです。
無農薬は判定が厳しくて、私たちが掲げている「栽培期間中化学合成農薬不使用」は、栽培期間中に自分の畑の外でも100m以内に農薬が散布されてしまうと無農薬と言えなくなってしまうものなんです。岡山県内でも、これを名乗っている農園は少ないと思いますね。
大:それはかなり厳しいですね。
夢:でも、その品質やこだわりを汲んでくれている取引先には恵まれていますね。
中でも、兵庫県西宮市の「ツマガリ」さんには生の状態のベルガモットを納品してもう4年目になりますかね。いつもケーキに使ってくださっていて、完成したケーキを送ってくださるんです。
大:そうなんですね! ツマガリさんとは、どのようにお取引が始まったんですか?
夢:もともと、うちのハーブを使ってくれている地元の「吉備土手下麦酒」さんが「神戸・大阪に行くから、商売の取引先探してくるわ!」と繋いでくれました。
いろんな人との繋がりがあって、いろんな人からのプッシュや助けがあって……これが一番確実な取引だと思っています。うちのやっていることを知っていて、真摯に話を聞いてくれますから。
信頼関係が築けている人が繋げてくれるご縁だからこそ、良い取引ができていると思っています。それに、販路を拡大できているのも、安定した品質で乾燥ができるようになったからだと思います。
あと最近は、インターネットからのお客さまも多いですかね。HPを見てご連絡いただいて、長く取引させていただいているところもありますし。
岡山市内の居酒屋さんなんかは、ハーブの配達もしていますよ。
大:一般のお客さまだけでなく、洋菓子店や居酒屋などの法人のお客さまも多いんですね。
夢:そうですね。他にも岡山県新見市のカフェには、紅茶のアールグレイにも使う乾燥ベルガモットの皮やスライスを。ローズマリーやミントは生の状態で、フレッシュな自然素材にこだわっている有名なハンドメイドコスメメーカーに。
あとは、東京のホテルのレストランにもフェンネルやルッコラを納品していますね。これは総料理長さんがここに来て畑も見られて、「自然栽培の葉がしっかりしたものでないと使わないんです」と言って、うちのを使ってくれているんです。
大:本当にこだわりを理解されていて、無農薬で安心して口にできるものを探されている方が夢百姓様のハーブを使われているんですね。
夢:ありがたいことです。
私のポリシーに、「自分が手を掛けて目を通して確認したものじゃないと、販売はしない」、「人の体に入るものだから、毒は入れたくない」というのがありますので、これからもこだわりたいところです。
大紀産業の食品乾燥機を購入してみて……
大:最後に、大紀産業の食品乾燥機をご購入してみていかがだったか、ご感想をお聞かせください。
夢:天候の良し悪しに関わらず、一定の量を乾燥できるようになったのは助かっています。天日干しで悩まされていたカビも生えませんから、安心してお客さまの口に入れていただけます。
操作が簡単ですし、困ったときはすぐに駆け付けてくれるのも心強かったです。それに、購入した頃は担当の方が何度も訪ねて来てくれて安心感がありました。
大:夢百姓様のハーブ事業に、貢献できてとても光栄です。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!
いかがだったでしょうか?
現在、現在素材を天日干ししているが天候やカビなどの問題で風味や品質に不安がある方や、加熱すると素材の良さが消えてしまうとお悩みの方など、
お悩みの方は是非とも大紀産業の食品乾燥機をご検討ください!
夢百姓の石村様がご使用くださっているのは、「電気乾燥機 ミニミニデラックスⅡ」という製品ですが、現在はこちらの後継機「電気乾燥機 E-7H plus」をご用意しています!
コンパクトな機体はそのままに、乾燥効率と使いやすさも向上していますので、ぜひご検討くださいませ。
↓ 製品購入ページはこちら ↓
大紀産業の本格的な食品乾燥機は
121,000円(税込)〜
販売していますので下記のサイトから是非ご覧ください!↓↓↓
↓今回インタビューにご協力いただいた企業様↓
株式会社 夢百姓
住所:岡山県岡山市東区矢津1599-1
TEL:086-279-0671
HP:https://yume-hyakusho.jp/
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